新車
2010年2月3日更新
7年ぶりにマイカーを買い替えました。
相変わらずメーカーも、車種も同じ、ホンダ・オデッセイです。
ただ、グレードだけはシフトチェンジを多用する関係でパドルシフトの付いているスポーツタイプのアブソルートにしました。
今まで家族に少しでも地図に慣れてもらいたくて、わざと着けていなかったのですが、ナビゲーションシステムも着ける事にしました。
現地まで案内しないで寝られるよと言うと、女房がナビ分の価格upにあっさり応じたのには少々ビックリでした。
他のグレードならばエコ減税の対象にもなっていたのですが、アブソルートは対象外。
オマケにハイオク仕様だし、つくづくエコじゃないかなと反省しきり…。
そうは言っても、僕の現状の通勤ルートだと、どうしてもシフトチェンジは必要です。
西宮から篠山までの通勤路。
片道50kmのその道には、5ヶ所の峠を含むワインディングロードです。
例えオートマチックとは言えシフトチェンジを多用するので、どうしてもCVTには踏み切れませんでした。
車種にミッション車があれば、そうしていたかもしれないくらいの勢いなので…。
1994年の発売以来のオデッセイユーザーなのですが、乗り続けて今回で4台目。
初代のタイプS、二代目のタイプMQを2台を経て、そして今回の新型です。
最初、新車を見た時の印象は、
「外装は良いんだけど…。内装がやけにチープに感じられるな。」
そう思いました。
どうやら女房も同じ印象を持ったらしく、思わず顔を見合わせていました。
どうも、使用しているプラスチックの質感のせいで損をしているようです。
先々代のファブリック生地を随所に配していた方が高級に見えたのは確かです。
今回は車内の随所が革貼りになっているのですが、どうもその配置が視野外だったり、少しちぐはぐな印象があります。
特にリアハッチを開いた所の右についているポケットの仕上げが悪く、酷く安っぽく見えました。
じっくり見ると意外に良いのですが、一見した際には見えない場所で少々損をしている様です。
さて肝心の走りについては、まだまだ慣らし運転の最中なので確実な事は言えません。
また3代目にも乗った事無いので比較出来ませんが、少なくとも2代目のオデッセイと比較する限り、まるでトラックとスポーツカーほどの違いがあります。
2代目もなかなか良いクルマだと思っていましたし、元気な走行の出来るクルマでした。
しかし、ファミリータイプのMQとアブソルートと言う差を差し置いても、今度の新型に比べるととても足元にも及ばない感じです。
特にカーブに入った際の制御がし易くて、コーナリングがはるかに楽です。
今までは、少々気合を入れて望んでいたものが楽にこなせてしまいます。
タイヤの扁平率が低くなっている事もあるだろうし、車体の低重心化を進めた恩恵だとは思いますが、走りに関しては充分に満足出来そうです。
ただ、期待していたパドルシフトは意外と苦戦しています。
運転している道が急カーブの連続なので、切り角の関係でパドルシフトから指が離れ勝ちで、今後は少し運転の仕方を変える必要がありそうです。
さて、ナビゲーションシステムですが、笑ってしまう事にクルマの説明書と同じくらいボリュームのある説明書が用意されています。
レンタカーなどで幾度か経験はあるものの、ナビ機能は必要充分と言ったところでしょうか。
むしろ、付加価値の方が僕には魅力です。
まず、HDDサウンドコンテナ。
CDの曲データをHDDに読み込んで再生できる、CD不要の優れもの。
4分程度の曲データなら3800曲も保存でき、前もって読み込ませておけば、いちいちCDやMDを持ち込む必要が無くなるのでこれはありがたい。
ほとんどのアルバムタイトルや曲名も自動で取得してくれます。
無いものは通信データでの取り込みも行えるとの事。
娘のリクエストに答えて、いちいちCDをセットしていた手間が省けます。
また、ステアリングの左側に、オーディオや、ラジオのモード切り替えボタンがあり、これらを操作するのにいちいちダッシュボードに手を伸ばさなくていいのは便利です。
クルーズコントロールも復活。
高速での長距離運転が楽になりました。
Bluetooth利用で、インターネットを介して通信機能を取り入れ、随時データ更新が出来るのも魅力ですが、これには携帯の機種変更が必要でした。
おかげで、クルマのナビだけではなく、携帯電話の説明書も読み込まなければならない羽目に陥りましたが…。
ハンズフリーで通話が出来るのは安全で便利と言えるでしょう。
でも果たして、安全かというと、ナビや表示されている情報に気が行っていると気が散って運転そのものが危うくなりそうです。
情報に振り回されている気がします。
何だか、ドライブそのものの楽しみの前にナビや、オーディオが立ち塞がっている感じ。
Bluetoothの設定をしていて、どうしても繋がらずあきらめて家に帰り始めたところ、いつの間にやら繋がっていて通信を開始したのには心底驚きました。
便利だけど、こうした機能に慣れなければ今の時代ついてはいけない。
いやはや、こりゃクルマを乗りこなすのも大変な時代になったものです。